kyokou
Written by Shun Ikegai, yahyel

 

もしかしたら 

寂しいだけなのかもしれない

けれど

明日には 嗚呼

見知ったあなたはいないことが

悲しい

 

それでもまた 

この世界は同じ鼓動のはずみ

きっと

明日には 嗚呼

別の誰かを想いましょうと

祈る

 

もしも

まだ同じ景色が見えるなら

今度は

本当のことを

あなたに見せたい

 

都会の音は

赤い炎でもまるで変わらない

それでいい

楽になるのなら 私は

いらない

いらない

いらない

 

あの時

見知った高架の下で

繰り返した

 

虚構とか

現実とか

僕らは

どちらにも

いない

 

もしも

まだ同じ言葉を話せたら

今度は

本当のことを

あなたに言いたい 言いたい